親戚探しに対する苦情などをたまに耳にするので、それに対しての個人的な意見を と思いこの文章を綴ります。
ブリーダーや猫を譲って頂いた人から「親戚探しをするな」と言われたらぜひ、読んで下さい。
ご意見・ご感想があれば、メールなり掲示板なりでどうぞ。長文ですが。

親戚探しに反対する人がいます。。

親戚探しに反対する人がいます。親戚探しというよりは、「血統書(正確には家系図)の公開」に反対する人々です。
はっきりとした理由を述べて頂けないのですが、「トラブルの原因となる」との由。
それを当サイトに寄せてくる人もいますし、他所でそう言っている人もいます。
本当にトラブルとなるのでしょうか? なるとすればどんなトラブルでしょうか?

寄せられたトラブル

現在のところ、ちゃんと報告して頂いたトラブルは1件だけです。内容は

・Aさんが自分の飼っている猫1を100%猫。に登録した。
・この猫1はBさんが繁殖させた猫で、Cさんから譲って頂いた猫2を親にして繁殖したものだった。
・Bさんは繁殖させないという条件で猫2を譲ってもらっていたのに、この猫をCさんの承諾を得ずにこっそり繁殖させていた。
・Aさんが100%猫。に登録したことで、その血統情報から、Cさんに猫2を繁殖させていたことがばれた。
・んで、CさんとBさんがトラブルになった。。。
ん〜、このトラブルって、どう考えても血統書の公開が原因なのではなく、Bさんの問題ですよね。
なのに、なぜか、うちのページに苦情が寄せられます。(^_^;;

本当の理由???

いろいろ考えたのですが、個人情報を除けば、血統書を公開するのに大きな問題はないと思います。
にも関わらず、親戚探しをやめるようにいわれるのです。なぜでしょう? ちゃんとした理由があったらぜひとも、教えて下さい。

で、いろいろ邪推すると、
・血統書を公開されることで、血統書の偽造がばれる。
・血統書を公開されることで、無計画な乱繁殖がばれる。
・血統書を公開されることで、上記トラブルのような「いわくつきの繁殖」がばれる。
・親戚を追跡されると、遺伝的病気などの情報がばれる。
というような、ブリーダー側の勝手な理由ばかりが浮かんできます。

そもそもの「血統書の意義」を考えよう

血統書が猫の保証書のように扱われる理由は、猫種の証明だけでなく、親戚を辿ることでその猫の遺伝的素質(どんな賞をとったとか、毛色とか)がわかるということでしょう。さらに言えば、その親戚を辿ることで、遺伝病などの存在を予測し今後のブリーディングに役立てて行くためのものだと思います。

そして、血統書の作成には特別な事実確認を行っている訳でないのですから、文書として残され、公開もしくは第3者に審査されることで、その信憑性を高めるべきであり、「他人に見せるな」では、嘘かどうかの確認も出来ないし、逆に疑いの気持ちすら湧いてきます。

血統書はペットショップで売られるときのおまけではないですが、その背景に有る膨大な家系のデータを参照できなれば、単なる1枚の紙きれに過ぎません。

親戚探しの功罪

そう考えると、猫の親戚を探すことは、その仔の遺伝的背景を把握すること、繁殖や今後起こりうる疾病の対策などに役立つのはもちろんですし、皆が親戚を探す様になれば、血統書作成に関する不正の抑制、無計画・無駄・無理な繁殖の抑制に繋がると思いませんか?

親戚を探されて困るのは、悪徳業者や、素人レベルのブリーダーの方々で、一般に猫を飼う方のデメリットは非常に少ないと思うのですが。。。

血統書の公開をいやがる皆さんのご意見が聞きたいです。
何せ当方、猫の繁殖などに関してはずぶの素人なので、間違っている認識も多々あると思います。ぜひご教授ください。

100%猫。での「血統書の公開」

100%猫。では、血統書情報を入力して頂きますが、登録番号、個人情報に関する部分は公開されません。これは、当初よりプライバシーへの配慮、及び偽造などの悪用される問題を極力避けるために、行ってきました。唯一の公開されるまともな情報は、登録された猫及び家系の猫ちゃんの「登録名」すなわち「キャッテリーネーム+名前」だけです。